たまたま、立て続けにあった日帰り整備紹介もこちらで最後になります。
兵庫県はK戸市よりお越しのF様フィガロ
低走行の極上車ではありますが、低走行どうこうはあまり関係なく車齢が30年近くになると至る所に問題が出てくるわけで・・・リフレッシュを兼ねた整備依頼です。
今回はブレーキ周りと助手席側のドアロックユニットの修理です。
もう説明が面倒なので、こんな部品を交換させてもらいました。
※パッド交換も交換予定でしたが、問題なかったのでスルーです。
ブレーキパッドはみんな大好きなので交換されておられる場合が多いのですが
ブレーキパッドに指令を出す油圧系統的な個所は、あまり整備されることがなく・・・
油圧系統メインの補修です。
ブレーキパッドの残量なんかは、ある程度残ってて表面に必要以上の凸凹がなければそれでよい。
が弊社の見解ではありますが
世間様では油圧系統<ブレーキパッドの残量命!!
的な所もあり、ネットで書かれているブレーキについての情報などにも
現場から発信される情報とオーナー様が考える意見の相違が出ているのでは??と正直思っていたりします。
けど・・・いちいち説明するのもめんどくさいし、関わってもろくなことがないから基本顔つっこみません。
現場の人間ってそんなもんです。
で、ブレーキにおいて一番最重要部分
【ブレーキマスターシリンダー】交換
明らかに良くはなさそうですよね。
問答無用で交換です。
【僕らはお客様が見えない所が見えてしまうので、そういうのも含めた整備提案⇒半信半疑でも作業後に交換部品をご確認いただいき⇒え!?ってなるのが恒例行事です】新しいマスターシリンダーに交換 ブレーキフルード入れ替え
交換後のインプレッションですが
【パオフィガロ特有の もやっとしたブレーキフィーリング⇒少しだけしっかりしたフィーリングへ笑】※現行の車のように【ガチ】とした感覚にはなりませんが 良くはなりました(__)
ブレーキは前回のブログで書いた気がするので、ここまで(__)
こんなんは部品変えれば済む話なのですが・・・
ややこしかったのが【ドアロックユニットの補修】です。
ご依頼内容は
・助手席側のドアが外から開きにくい
・室内側からドアが開きにくい
・ドアロックをかけるとなんだか動きがおかしい
でした。
これもパオではよくあるのですが、フィガロでは起こりにくく・・・
まさか こんな低走行車両で(4万キロ)とは思いドアトリムを外してみると
まじか!!!!!!!
なんじゃ この綺麗さは!!!!!!当初の目的 ドアロックユニットの補修を忘れてしまうくらいの綺麗さ。
まぁ、まずありえないです。 この綺麗さは。
さすが低走行車両。。。
見た目の綺麗さは整形/化粧など(塗装)でなんとでもなりますが、こういう裏の裏の部分(性格)なんかはパッと見ではわからないもんです。
正直この子とお付き合いしたい!(自分の車と変えてくれ笑)と思いましたが、私の車ではないので泣く泣く諦めます。
で本題のドアロックユニットを車体から取り外した状態。
この写真だけ見て壊れてるのが気づいた人は それはそれは立派な物です。
修理方法は飯のタネであるので記載はしませんが、まぁめんどくさいです。
なぜ治すかと言うと 部品が製造廃止だから。。。それだけです。
弊社は敷地内に部品どりの車を置いておらず、基本気合で現物修理です。
本当にどうしようもない場合のみ、倉庫に保管しているストック部品を使う場合もありますが
毎回中古を使用していると その剥ぎ取られた車がどんどん使い物にならなくなってしまいます。なので気合で治させてもらってます。
これはオープンした当初からのマイルールであり、
毎回中古を使うと中古のストックが無くなったら整備できません祭りになってしまうので、出来る限りは現物修理もしくは代替品製作をモットーに営業しております。※未対策な部分も正直まだまだあり、そこは申し訳なく思ってますが一人じゃ色々無理です。
あほ見たいな事ばっかり言ってますが、他の人よりは先を見据えた事やってると自分でもたまに思ったりしてるので、とりあえず自分で自分を褒めときます。
そして
無事にドアロックユニットの補修完了⇒恒例の30回連続ドアロック開閉作業を済まして不具合が無いのを確認し納車の運びとなりました。1、2回の動作確認で納車してしまうと、納車後おかしくなりました!ってすぐに電話かかってきますからね。
今回もご依頼有難うございました。
ネタはあるので次は 前回のオリーブパオの作業紹介でもしようかなと思います。
コメント
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2019/05/19 編集